症状別解説・予防法

症状別解説・予防法

●頭痛

慢性的な頭痛は、猫背などの悪い姿勢によって起こる首や
頭部周辺の筋肉の緊張や、頭部の血管の拡張などによって起こります。
また、過度なストレスも原因となります。
頭痛は大きく分けて3種類あります。

①片頭痛
(特徴)
・頭の片側もしくは両側のこめかみが痛む
・ズキズキと脈を打つたび痛む
・光や音、臭いに敏感になる
・動くと痛みが酷くなり、吐き気を感じる事もある
・女性に多い

(原因)
脳の中の血管が拡張して、周りの神経が圧迫される事で痛みが生じる

(対処法)
・頭を冷やす
・痛みが引くまでは、光や音が気にならない所で休む
・マグネシウム、ビタミンB2を積極的に摂る

②緊張型頭痛
(特徴)
・後頭部から首にかけて痛む
・入浴やマッサージで楽になる
・真面目な人がなりやすい
(原因)
身体的ストレスと精神的ストレスによる筋肉のこり

(対処法)
・体を温める
・体を動かして筋肉をほぐす

③群発型頭痛
 (特徴)
・片側の目、目の奥、こめかみがえぐられる様に激しく痛む
・毎日ほとんど同じ時刻に痛み出し、一旦起こると1~2ヶ月間、毎日痛む
・目の充血や涙、鼻水を伴う

(原因)
目の後ろの血管が拡張し、炎症を引き起こす

(対処法)
アルコールやタバコ、気圧の変化などが誘因となるので控える

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★頭痛予防のストレッチ

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①首のしなりを作るストレッチ
 首は前に適度に弯曲(わんきょく)している事が大切です。
 座った状態で首にタオルを当てタオルの両端を持ちます。
 しっかりタオルの両端を持ちそのまま頭を後ろに倒し首をしならせます。
 そのまま30秒ほどストレッチしてください。

②首のしなりを作るストレッチ2
 仰向けに寝た状態で、首にしなりが出来る様に枕などを当てます。
(写真は硬く巻いたタオルを当てています)
 その状態で、枕に首をそわす様に左右にゴロゴロ首を転がします。
 左右合計、20回を目安に行ってください。

●膝の痛み、変形

膝の痛みや変形の根本的な要因は「骨盤の歪み」にあります。
本来、脚は一直線に伸び、つま先が真っすぐ前を向いているのが理想的ですが骨盤が歪んでしまうと、つま先が内側や外側に向いてしまいます。 そうすると膝にかかる負担が何倍にもなり、膝の痛み、変形という症状が出てしまいます。
また、激しい運動や老化によって関節がすり減ってしまい骨が変形したり、膝に水が溜まったり、痛みを生じる事もあります。酷くなるとO脚やX脚などの変形が進み歩くたびに激痛が走るようになります。

(原因) ・膝の関節がすり減っている
・体重の増加
・骨盤の歪み

膝が痛い人、痛くなる人の特徴
・左右の脚の長さが違う
・膝を真っすぐ伸ばせない
・仰向けで寝た時、つま先が内側や外側に向いてしまう
・立った状態で、脚を閉じた時に膝がくっつかない

●骨盤、背骨

慢性病の80%は骨盤の歪みが原因と言われています。
人間の身体を家に例えるなら、骨盤は土台に当たります。
その上に乗っているのが柱となる背骨です。
どんなに立派な家でも土台が傾いてしまっては、その上にある柱は傾いてしまいます。
人間の土台である骨盤が歪んでしまうと背骨も一緒に傾き、結果肩の上げやすさや足の上げやすさが変わったりもします。
骨盤や背骨が歪んでしまう原因は毎日の生活の中にあります。
足を組んだり、横寝、片足重心など、何気なくしている事で骨格は歪んでしまいます。
まずは、自分の骨格がどの様に歪んでいるのか知る事が重要です。

●腰痛

腰痛には2種類あります。
1つは急性腰痛と慢性腰痛です。
見分け方としては急性腰痛が筋繊維や関節の炎症が痛みとして出ている為冷やすと痛みが軽減します。
慢性腰痛はすでに慢性的になっており筋肉が硬くなってしまっているので温めてあげると軽減します。
急性腰痛の例えでいうと一般的に認知されているのは急性腰痛症(ぎっくり腰)かと思います。
かがんだり、体をねじったり立ち上がったりある動作をした時に、ふとした瞬間から急に強い痛みを伴うのがぎっくり腰です。
上記にも書いたように関節や筋肉、靭帯が損傷し炎症している状態の事を言います。
では一体なぜ損傷するのでしょうか?
実は生活の中で気付かない内に悪い姿勢を繰り返して行くうちに骨格が歪み、長い時間をかけて少しずつ関節や靭帯、筋肉に負担がかかり蓄積し、ピークに達した状態で簡単な動作でも限界を超えてぎっくり腰になるのです。
例えば長時間のデスクワークは関節を変形させます。
1日1日ではわずかな変形でも何年も積み重なると痛い目を見ます。
このようにわずかなダメージが繰り返し積み重なって最終的に急性腰痛として現れるのです。

次に慢性腰痛です。
この中でも大きく分けると2種類あります
1つは原因が分かっている腰痛。2つ目は原因不明の腰痛です。
原因が分かっている腰痛とは、病院で病名を診断されているものになります。
2つ目の原因不明の腰痛、こちらが一般的に皆さんが悩んでいる腰痛になります。
こちらは日本の医療機関だと原因がはっきり分からない非特異的腰痛(腰痛症)と診断されます。
こちらは病名ではなく症状の名前になります。
ですが正確には「原因が分からない」とは「原因が無いわけではなく」「原因はちゃんとあります」!
正しくは骨格の歪み(姿勢の崩れ)が原因になります。
生活していく中で左右の足の長さや肩の高さに違いが出たり、悪い姿勢や無理な姿勢をとり続けることで筋肉のバランスが崩れ体に負担がかかります。
これが続くと筋肉が硬くこわばり痛みが生じます。
それを放っておくと悪化し、腰椎椎間板ヘルニアや腰椎脊柱管狭窄症、滑り症や坐骨神経痛などの病名のつく腰痛などを発症し、内臓にも影響を与える恐れがあります。

●坐骨神経痛

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お尻や足が痺れたりすると1番に思いつくのが「坐骨神経痛」ですが、実は坐骨神経痛って診断されてもそれって病気ではないってご存知でしたか?
腰痛や太ももの痺れ、足の感覚麻痺などの症状を総称して「坐骨神経痛」と言います。
【原因は分からないけど、自分は坐骨神経痛】で片付けている方もいらっしゃるかと思います。
文字通りお尻の「坐骨から出ている神経の通っている部位が痛い」事を坐骨神経痛と言います。
ですが坐骨神経の始まりは腰椎(腰骨)の下部になります。
腰椎(腰骨)から小指ほどの太い神経がお尻を通って太もも→ふくらはぎ→足→指先と繋がっています。
生活の中で腰に負担が掛かる事を知らないうちに続けていると、腰は太い坐骨神経が出ている所なのでその姿勢に耐えられなくなった時に坐骨神経痛として症状が現れます。

症状としては
・腰から足にかけてピーンと1本線や電気が走るような痛みや痺れ
・重だるいような痛み、痺れ
・同じ姿勢を続けると足にじわじわとした痺れが出る
・日常生活支障をきたすほどの歩行障害
など様々な症状が出てきますが特徴的なのが腰から足にかけての症状になります。
それは坐骨神経の通り道が腰から足だからです。
坐骨神経痛になった【原因が分からない】で終わらせないで下さい。
必ず【原因はあります!】

●ヘルニア

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背骨には椎間板(軟骨)と呼ばれている物があります。
背骨は【骨→椎間板→骨→椎間板→骨】が重なって出来ています。
椎間板とは歩いた時の衝撃を吸収してくれるクッションの役割をしてくれていたり、骨と骨を繋いでくれる役目があります。
椎間板の中にはグミのような髄核というものがあります。
骨格が歪み骨と骨の間にある椎間板が圧迫されたせいで変形して、中の髄核が飛び出してしまう事をヘルニアと言います。
飛び出した髄核によって神経に触れたり、圧迫、障害を受けると痛みやシビレを感じます。
もし腰の椎間板が損傷していたら腰椎椎間板ヘルニア。
首(頸椎)の椎間板が損傷していると頚椎椎間板ヘルニアという病名がつきます。
頸椎から出ている神経の通り道は首→肩→腕→手→指先。
腰椎から出ている神経の通り道は腰→お尻→太もも→ふくらはぎ→足→指先までいっている為、椎間板が飛び出している所の神経の通り道に痛みやシビレ、、感覚が鈍い(マヒ)などの症状が現れます。

●肩こり

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一般的に肩こりは病名ではなく症状の総称です。
感じ方は人それぞれですが「張り」「痛み」「突っ張り」などです。

・特に何かした訳でもないのにいつも首肩周辺が凝っている
・コリをほぐしてもらってもすぐ元に戻ってしまう
・体を休めても症状がすぐに出る
・慢性的な肩こりな為張っているけど痛みがない(マヒしている)

肩こりは知らない間に悪い姿勢(猫背など)を続けていると首から背中にかけての筋肉に負担が掛かることで起こります。
背骨を守り支える役目の筋肉で1番細い場所が首になります。
更にその1番細い首が5~7kgもある頭を支えているので歪みやすい場所でもあります。
背骨が歪むと背骨の中を通っている神経が圧迫され周りの筋肉が張り、更に血管が押し潰され、血液で運ばれるはずの栄養と酸素が上手く必要な所に循環されず(運ばれず)筋肉疲労が溜まります。
筋肉疲労がたまるとコリや痛み、痺れやマヒ、触られるとくすぐったくなりどんどん悪化すると神経は臓器に繋がっている為頭痛や耳鳴り、目の疲れ。更に顎関節症や腕の痺れなどの症状が出てきます。

肩が凝ったから肩だけを治療しても楽になるのは一時的にすぎません。
首の骨を支えている骨盤が生活の中で歪むことによってその上にある背骨がバランスを崩し神経圧迫が起きているのです。
肩こりを放置すると上記のように内臓疾患だけでなく自律神経にも支障をきたします。
筋肉が萎縮した原因を治さないとまた痛みを繰り返します。
いわゆる体からの初期段階のSOSです。

●四十肩五十肩

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・腕をあげようとすると肩や腕に激しい痛み
・着替えがしずらい
・肩や腕が前より動きにくい、上がりにくい
・寝ている時に激しい夜間痛がある
・肩を触ると熱を持っている
このような症状があると四十肩や五十肩の可能性があります。
現在では20代からでもなる症状になります。
こちらも病名ではな【肩関節周囲炎】と呼ばれるものになります。
文字通り肩の関節の周囲が炎症を起こしている状態の事です。
こちらはピンポイントで肩のどの関節が炎症を起こしているか特定できないのが現状です。
肩周辺の骨・軟骨・靭帯・腱などが老化したり、肩周辺に大きな負担がかかるなどして痛みや運動障害、可動域の減少を伴います。
人間の腕は肩からぶら下がっている状態なので、肩関節は常に腕の重さを支えています。
更にスマホやPC、授業を受ける姿勢が丸まりやすい現代で肩関節は歪みが生じやすい部位でもあります。
四十肩五十肩は治療に加え予防も大切です。
熱を持っている急性の状態であれば冷やして安静にしますが、今は痛みはないけど動きが悪いなどの慢性期ですと、既に肩の筋肉や関節が硬くなってしまっているので徐々に肩の動きを付けて、まずは本来の動きを取り戻せるようにしていきましょう。
必要な方には無理のないよう家で出来る簡単なストレッチをして頂きます。
肩だけが原因ではない為、全身の骨格・関節・筋肉のバランスを整えることによって肩に負担の掛からない体を作っていきます。

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